EF65
1〜135 (一般形) 501〜542 (P形,F形) 1001〜1139 (PF形)

 東海道・山陽本線を運転する20系特急客車はEF60 500番台で運用されていましたが,高速化に伴い機関車の速度向上を図り,併せて高速貨物牽引用としてEF65 500番台が企画され,1965年に完成しました。固定編成客車用(P形)と高速貨物用(F形)に分類されます。一般形と同時進行で増備されたため,形態は501〜517号機の1次形(一般形の2次形に相当)と,518号機以降の2次形(一般形の3次形相当)に区分することができます。
 P形は,速度によるブレーキ率切換装置を持ち,元空気ダメ圧力を9kg/cm2とし,客車ブレーキの電気指令装置を備えています。またカニパンスイッチと呼ばれる電源車(カニ22)のパンタグラフの非常下げ装置,牽引列車の乗務員との連絡電話装置を設け,車端には元空気ダメ管の空気ホース連結器や,19芯,および9芯のジャンパー連結器栓受が設置されています。
 F型は,上記の装置の他に,制御回路を重連総括制御方式に変更し,また車端連結器は空気管付密着自動連結器に変更されています。しかし車体は非貫通のままとされました。
■1次形:501〜512(P形),513〜517(F形)
■2次形:518〜526(F形) 527〜531(P形) 532〜534(F形)
■改造増備:535〜542(一般形から改造のP形)

写真は形式番号順とし,[所属区]は撮影当時の所属です。

EF65 501
No.137-10
1986年10月10日
EF60 501 & EF65 501[高二]
高崎第二機関区

特急塗色が特徴であるEF65の500番台は高速列車牽引用で,特急旅客牽引用のP形と高速貨物列車用のF形に分類されます。両者には本質的な差異はありませんが,F形は重連総括制御のできる装備を持っています。P形はEF60 500番台の後継機として製作され,ブレーキの増圧装置と電気指令装置が新設されています。その他の車体の特徴は,EF65一般形と共通であり,501〜512は一般形の2次形と同様な車体を持っています。
(2006/09/22再スキャン)
No.137-7
1986年10月10日
EF60 501 & EF65 501[高ニ]
高崎第二機関区

懐かしい「東」マーク入りです。
(2006/09/22再スキャン)
No.D700_181013-051
2018年10月13日
EF65 501
高崎駅構内



懐かしいあさかぜヘッドマークを掲出して公開展示されました。
(2018/10/14追加)
東海道ブルトレ牽引機としてはP形が一番すっきりしているように思います。
(2018/10/14追加)
No.D700_181013-121
2018年10月13日
EF65 501 EF65 1102
高崎駅構内
ニーナも駆けつけて東海道ブルトレ歴代3形式が揃い踏みとなりました。
(2018/10/14追加)
No.D700_181013-122
2018年10月13日
EF65 501 EF65 1102 EF66 27
高崎駅構内
今となっては,この5両を揃えるのは結構大変です。
(2018/10/14追加)
No.D700_181013-143
2018年10月13日
EF65 501他
高崎駅構内
こちらはあまりない並びが実現。
(2018/10/14追加)
No.D700_181013-163
2018年10月13日
EF64 1001 EF64 1053 EF65 501
高崎駅構内
EF65 503
No.60-33
1984年7月22日
EF65 503[沼] 貨物
東海道本線 山崎→高槻


百山踏切付近を通過するP形牽引貨物。
(2006/09/22再スキャン)
EF65 507
No.376-36
1998年1月25日
EF65 507[高]+トキ+タキ
両毛線 思川←小山


安中行きの東邦亜鉛貨物を牽引する更新色507号機。筑波山がよく見えています。
(2006/10/09追加)
EF65 508
No.132-31
1986年8月2日
EF65 508[高ニ] 貨物
上越線 渋川


P形の508号機牽引貨物が暑い渋川駅に入線。
(2006/09/22再スキャン)
EF65 509
No.128-24
1986年6月2日
EF65 509[新] 工臨
東海道本線 川崎


P形の509号機が牽引する工臨です。パンを降ろして待機中。
(2006/09/23追加)
EF65 510
No.134-29
1986年10月6日
EF65 510[高ニ] +12系 やすらぎ
東北本線 東十条付近


P形の510号機が牽引する高タカのお座敷列車「やすらぎ」 カマの前面がかなり汚れています。
(2006/09/22再スキャン)
EF65 513
No.36-15
1984年3月17日
EF65513[沼] 貨物
3876レ
東海道本線 芦屋→西ノ宮


F形のトップナンバーである513号機。F形は,電磁弁制御引通しとしてKE72ジャンパ連結器が,また重連総括用制御線引通しとしてKE70-6ジャンパ連結器がスカートに取り付けられています。F形はこのように重連総括制御を備えていますが,EF66登場までのつなぎとして設計されたため,貫通扉は設けられていない,異例ともいえる機関車です。当時はヘッドライトは基本的に夜間しか点灯しなかったので,撮影中に点けてくれるとうれしかったものです。
(2006/09/22再スキャン)
EF65 516
No.23-36
1983年10月23日
EF65516[吹ニ]+コキ
東海道本線 芦屋←西ノ宮


F形の516号機が先頭に立つフレートライナー。
(2006/09/22再スキャン)
EF65 517
No.84-33
1984年12月12日
EF65517[沼]+貨物
東海道本線 大高→共和


F形の517号機牽引の貨物列車。
(2006/09/22再スキャン)
EF65 518
No.33-20
1984年2月12日
EF65518[沼]+ナノ座
東海道本線 芦屋→西ノ宮


珍しくF形の518号機が白樺Tを牽引。518〜526号機は昭和40年度第1次民有の予算区分にて製造された機関車。518号機は1966(昭和41)年2月15日に東京芝浦電気で新製され,吹田第二機関区に配置されています。68年12月に雪害対策のため大宮工場で改造され,ツララ切りを装備しています。その518号機,吹田第二区から1984年2月4日に沼津区へ転属になったばかりです。
(2006/09/22再スキャン)
No.69-4
1984年9月15日
EF65 518[沼] 貨物
東海道本線 高槻→山崎


百山踏切付近を通過するF形牽引貨物。
(2012/09/23追加)
EF65 519
No.69-28
1984年9月20日
EF65519[沼]+ナノ座
東海道本線 芦屋→西ノ宮


定点Aをゆく519号機牽引貨物。青帯の冷凍車が2両含まれています。1966(昭和41)年2月23日に東京芝浦電気で新製されています。吹田第二区→新鶴見→広島→米原→吹田第二→沼津と転属,その後高崎第二→JR貨物高崎で2000(平成12)年12月6日に廃車となっています。
(2008/10/05追加)
EF65 520
No.45-2
1984年4月7日
EF65520[稲ニ]+ワム
東海道本線 菊川→金谷


カナキクのカーブをゆくF形牽引貨物列車です。
(2006/09/22再スキャン)
No.439-13A
2005年6月25日
EF65520
碓氷峠鉄道文化むら


安住の地に納まった520号機。2002年3月15日廃車。最後の所属区はJR貨物高崎区でしたが,文化むらでは1969年から1975年を過ごした「広」の区名札が入っていました。
(2006/09/22追加)
EF65 523
No.128-14
1986年6月2日
EF65523[稲ニ]+12系リウ座
東海道本線 横浜←川崎


F形の523号機が竜華区のお座敷列車を牽引して首都圏へ。523号機は66年3月に日車・富士電機で製造されました。
(2006/09/22再スキャン)
EF65 524
No.99-21
1985年4月28日
EF65526とEF65524[稲ニ]
米原機関区


米原機関区撮影会の際に駐機していた2両。
(2009/07/20追加)
EF65 526
No.84-11
1984年12月12日
EF65526[稲ニ]+タキ
東海道本線 関ヶ原←新垂井


F形の526号機牽引のタンク車。この526号機は66年2月に川崎・川電で製造され,68年11月に大宮工場で雪害対策改造工事を受け,ツララ切りを装備しています。
(2006/09/22再スキャン)
EF65 532
No.57-2
1984年7月3日
EF65532[稲ニ]+EF65+タキ
5680レ
東海道本線 摂津本山→芦屋


F形の532号機牽引のタンク車。532号機は66年8月に東芝で製造されたカマです。次位にEF65の無動力回送車が連結されています。
(2006/09/22再スキャン)
EF65 535
No.60-19
1984年7月22日
EF65535[沼]+DE10+ヨ
東海道本線 高槻→山崎


535号機牽引の配給列車。DE10が連結されています。535号機は68年7月に浜松工場において77号機からP形改造されました。
(2006/09/22再スキャン)
No.81-20
1984年11月18日
EF65535+ワム
東海道本線 安土←能登川


栄光の535号機牽引の貨物列車。
(2010/06/08追加)
No.154-13
1988年4月2日
EF65 535[高ニ]+ホキ2200×16
東北本線 東大宮←蓮田


ヒガハスをゆく535号機牽引ホキ。見事な編成ですね。
(2006/05/06追加)
No.D200_100522-13
2010年5月22日
EF65535
大宮総合車両センター

JRおおみや鉄道ふれあいフェア2010で展示された535号機。1END側には惜別マークが掲げられました。この日は2時に自宅をでて岡部-本庄で能登とあけぼのを撮影後,8時に大宮入り。朝食後,長い列に並んで形式写真を撮影しました。
(翌日追加)
No.D200_100522-22
2010年5月22日
EF65535
大宮総合車両センター

2END側は午前中「富士」マーク。区名札はもちろん東が入っています。このカマは白Hゴムであり,ブルトレ牽引時代の状態を良く残していると思います。サイドが順光になっていないので,会場内をぶらぶら見学していましたが,グッズ売り場や展示が数多くあり,楽しめました。
(翌日追加)
No.D200_100522-79
2010年5月22日
EF65535
大宮総合車両センター

午後になり,よし順光かと思ったら薄曇になってしまいました。2END側は「はやぶさ」にチェンジされています。
(翌日追加)
EF65 540
No.133-9
1986年8月3日
EF65540[新]
新鶴見機関区


540号機が新鶴の撮影会に登場。540号機は82号機から68年6月に浜松工場においてP形改造されました。
(2006/09/22再スキャン)

 2003年5月1日 作成
 2006年9月22日 写真再スキャン完了
 2009年7月5日 キャプション追加

■参考文献
 特集 国鉄の新形直流電機 鉄道ファン 186 1976年10月号 交友社
 藤本勝久 近代形電機転身の記録 [2] 鉄道ファン348 1990年4月号 交友社
 直流電気機関車EF65 国鉄新性能電機の軌跡 イカロス出版 2008年8月



機関車番号 製造会社 発注区分名 発注名目 用途 量産区分
EF65 501〜502 川崎車輌+川崎電機 昭和39年度第3次債務 中央線電化・増発用 P形 1次形
EF65 503〜507 川崎車輌+川崎電機 昭和39年度第5次債務 東海道本線等貨物列車増発用
EF65 508〜512 東洋電機+汽車会社
EF65 513 川崎車輌+川崎電機 F形
EF65 514 東京芝浦電気
EF65 515 東洋電機+汽車会社
EF65 516〜517 日本車輌+富士電機
EF65 518〜520 東京芝浦電気 昭和40年度第2次民有 山陽本線広島〜幡生間貨物列車完全無煙化用 F形 2次形
EF65 521〜522 東洋電機+汽車会社
EF65 523 日本車輌+富士電機
EF65 524〜526 川崎車輌+川崎電機
EF65 527 東京芝浦電気 P形
EF65 528 東洋電機+汽車会社
EF65 529 日本車輌+富士電機
EF65 530〜531 川崎車輌+川崎電機
EF65 532〜534 東京芝浦電気 昭和40年度第2次債務 高速貨物本運用対応用 F形

改造出場車 入場種車 改造工事 用途 改造竣工年月日
機関車番号 配置 機関車番号 配置
EF65 535 稲沢第二* EF65 77 稲沢第二 浜松工場 P形 昭和43年7月6日
EF65 536 稲沢第二* EF65 78 稲沢第二 昭和43年7月18日
EF65 537 稲沢第二* EF65 79 稲沢第二 昭和43年9月5日
EF65 538 稲沢第二* EF65 80 稲沢第二 昭和43年8月10日
EF65 539 稲沢第二* EF65 81 稲沢第二 昭和43年7月29日
EF65 540 稲沢第二* EF65 82 稲沢第二 昭和43年6月28日
EF65 541 稲沢第二* EF65 83 稲沢第二 昭和43年8月22日
EF65 542 稲沢第二* EF65 84 稲沢第二 昭和43年9月17日
*書類上,一旦稲沢第ニ区に戻った後東京機関区へ転属

EF65
1〜135 (一般形) 501〜542 (P形,F形) 1001〜1139 (PF形)