電車館/民鉄

筑豊電気鉄道
 筑豊電気鉄道は1951年に設立され,1956年3月21日に貞元(現 熊西)‐筑豊中間 間が開業,1959年9月18日に熊西‐筑豊直方間が全通しました。2000年に黒崎駅前‐熊西間の第2種鉄道事業者となりました。現在この区間を含めた黒崎駅前‐熊西‐筑豊直方間16.0kmでの営業運転を行っています。軌間は1,435mm,電気方式はDC600V,架空電車線方式となっています。
■新製車 (撮影済系列のみ)
形式 車両番号 車両数 入線時期 主な仕様・特徴
1000形

2100形
2101AB‐2118AB 2x18 1985 西鉄北九州線用2車体3台車連接車,編成長18,400mm,主電動機45kWx4,吊り掛け駆動,間接自動制御,編成定員130名,A車にパンタグラフ搭載,計18両を筑豊電鉄に譲渡,当初元車番で運用 1987年に2100形に改番
2000形 2001ABC‐2005ABC 3x5 1976 西鉄福岡市内線第1次廃止で余剰の2車体3台車連接車1300形4編成と1200形1編成を譲り受け,2001AB‐2005ABとして投入,翌1977年北九州線1000形2編成と福岡市内線1000形1両の車体を改造した中間車を組み込み3車体4台車連接固定編成x5本を構成
2006ABC 2007ABC 3x2 1980 西鉄北九州線1000形3編成を改造し3車体4台車連接固定編成x2本を構成
1000形 → 2100形
No.121‐37
1986年3月17日
1000形 1034AB
普通 筑豊直方行
筑豊電鉄 筑豊直方←感田
筑豊電鉄の遠賀川橋梁をわたる1000形1034号。1985年3月に西鉄→筑豊電鉄に譲渡されました。橋梁はポピュラーなプレートガーター橋で,所々に待避所を設けているだけで作業員の歩行用通路や柵は一切設けられておらず写真撮影には最適でした。このあと1987年に2100形に改番されています。
(2024/05/23本ページに追加)
No.121‐38
1986年3月17日
1000形 1034AB
普通 黒崎駅前行
筑豊電鉄 筑豊直方→感田
筑豊直方から折り返しの1034AB。2車体連接構造で,運転台寄りの2台が動力台車で45kWの主電動機を2基ずつ計4台搭載,連接部の1台は付随台車となっていました。台車は編成に依り異なっており,この1034ABの動力台車はウィングばねのKD14,付随台車にKD14Aを履いています。
(2024/05/23本ページに追加)
No.121‐39
1986年3月17日
1000形 1046AB
普通 筑豊直方行
筑豊電鉄 筑豊直方←感田
この1046ABは1961年1月近畿車輛製,この1046ABも1985年3月に西鉄→筑豊電鉄に譲渡されました。この1046AB以降,前面中央窓の下部に郵便受けのような形状の通風孔が設置されました。
(2024/05/23本ページに追加)
No.121‐38
1986年3月17日
1000形 1046AB
普通 黒崎駅前行
筑豊電鉄 筑豊直方→感田
黒崎駅行きとなって折り返す1046AB。動力台車はウィングばねのKD14,付随台車にKD14Dを履いています。1046は1987年に2108に改番されています。
(2024/05/23本ページに追加)
2000形
No.122‐02
1986年3月17日
2000形 2002A+C+B
普通 筑豊直方行
筑豊電鉄 筑豊直方←感田



長大な遠賀川橋梁を渡る2002。3車体4台車連接固定編成となっており,全長は25,300mmあります。前側が2002Aで前寄りにパンタグラフを搭載しています。
No.121‐33
1986年3月17日
2000形 2005B+C+A
普通 黒崎駅前行
北九州本線 西黒崎→黒崎駅前



黒崎駅前に到着する2005の正面。
No.121‐33
1986年3月17日
2000形 2007B+C+A
普通 楠橋行
北九州本線 西黒崎→黒崎駅前



1980年に増備編成として導入された2007ABC。上の写真の2005と比べるとワイパーが中央窓の下に移り,方向幕も大型化しています。

 2024年5月23日 作成


 ■参考文献
 新潮社 日本鉄道旅行地図帳(12)九州
 Wikipedia 筑豊電気鉄道2000形電車

 

Kano鉄道局TOP 蒸気機関車 電気機関車 ディーゼル機関車 客車 電車 気動車 新幹線