E1系
 E1系はJR東日本が東北・上越新幹線通勤客の着席定員を増加するため開発した全2階建て車両で,1994年から1995年に12両編成x6本が製造されました。Multi Amenity Express (Max)の愛称を持ち,編成定員1,235名(うちグリーン車102名)という輸送能力で活躍しました。車体は2階構造のため普通鋼製とし,主電動機には410kWのかご形三相誘導電動機を電動車1両あたり4基搭載,GTOによるVVVFインバータ制御,WN駆動,6M6T編成にて最高速度240km/hで運転されました。1‐4号車は100番台で,2階席が3+3列シートになっています。2003年から2006年にかけて内外装のリニューアルが行われ,E2系・E4系と同様の白(飛雲ホワイト)と青(紫苑ブルー)のツートンを基調とし,境目に朱鷺色の帯を配した塗色に変更されましたが,2012年4月から廃車が開始され同年10月28日に引退しました。
■編成 ←東京 新潟→
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
E1系
M1‐M6編成
E153
T1c
E155
M1
E156
M2
E158
T1
E159
T2
E155
M1
E156
M2
E158
Tpk
E148
Tps
E145
M1s
E146
M2s
E154
T2c
100番台 0番台 200番台 0番台
E153‐104
No.D850_221112-227
2022年11月12日
E1系 M4編成
E153‐104
鉄道博物館
M4編成,東京向き先頭車のE153‐104が鉄道博物館で屋外展示保存されています。100番台の2階席は3列+3列シートになっています。塗色はリニューアル後のもので,E2系・E4系と同様の白(飛雲ホワイト)と青(紫苑ブルー)の2色の境目に朱鷺色を配しています。
No.D850_221112-216
2022年11月12日
E1系 M4編成
E153‐104
鉄道博物館



登場時,威圧感を強く感じた前頭部ですが塗色変更でホワイトが前面に出て少し和らいでいます。M4編成はE1系としては最後となる2012年12月7日に廃車となり形式消滅しました。
No.D850_221112-248
2022年11月12日
E1系 M4編成
E153‐104
鉄道博物館
2号車寄りの外板にはMaxのロゴマークと朱鷺の飛翔図が描かれています。

 2024年9月29日 ページ新設


■参考文献
 Wikipedia 新幹線E1系電車


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