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EH800
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 EH800は海峡線 新中小国信号場‐青函トンネル−木古内間における新幹線と在来線の共用化で従来のED79EH500が使えなくなるため,これらの代替機として2012年から製造されたJR貨物の複電圧式交流電気機関車です。EH500をベースに電圧は在来線のAC20kV/50Hzと新幹線のAC25kV/50Hzに対応し,保安装置はATS‐SF,ATS‐PF,ATS‐Ps,DS‐ATCに対応しています。全長25,000mm,運転整備重量134.4t,軸重16.8t,主電動機出力565kW,歯車比1:5.13,定格出力はAC25kV受電時に4,000kW,AC20kV受電時には3,040kW,最高運転速度は110km/hとなっています。2END側車体側面にはLCXアンテナが搭載されており外観上の特徴となっています。
■ 新製車
分類 機関車番号 製造年月 製造所 記事
試作機 EH800‐901 2012/11 東芝 新製時は電気指令式空気ブレーキ,回生ブレーキに加え主変換器のソフトウェア切替で発電ブレーキに変更できる機能を備えていたが,後に発電ブレーキ関連機器を撤去 DS‐ATC,デジタル列車無線システムは準備工事のみで落成し2016年に搭載
量産機 EH800‐1 2014/6
EH800‐2 2014/7
EH800‐3 2014/8
EH800‐4 2014/9
EH800‐5 2014/10
EH800‐6 2014/12
EH800‐7 2015/2
EH800‐8 2015/2
EH800‐9 2015/4
EH800‐10 2015/5
EH800‐11 2015/6 2018/1/20‐28京都鉄道博物館で展示
EH800‐12 2015/7
EH800‐13 2015/9
EH800‐14 2015/11
EH800‐15 2016/1
EH800‐16 2016/2
EH800‐17 2016/8
EH800‐18 2016/10
EH800‐19 2016/12
全機JR貨物五稜郭機関区所属
EH800‐3
No.D700_170901‐183
2017年9月1日
EH800‐3+コキ
函館本線 五稜郭
海峡線に向け,発車を待つEG800‐3牽引コンテナ列車。
EH800‐12
No.D700_170901‐222
2017年9月1日
EH800‐12
函館本線 五稜郭
入換灯を点灯させ無線誘導を受けながらコキ車に向かうEH800‐12。
No.iP170901‐7087
2017年9月1日
EH800‐12+コキ
函館本線 五稜郭
この1枚のみiPhone7で撮影。EH500のようなロゴがついておらず,すっきりしたサイドの塗色。
No.D700_170901‐224
2017年9月1日
EH800‐12+コキ
函館本線 五稜郭
貨車はコキ1両のみ。
No.D700_170901‐226
2017年9月1日
EH800‐12+コキ
函館本線 五稜郭
2END側のサイド。H27‐7新製の表記があります。
EH800‐18
No.D700_170901‐195
2017年9月1日
EH800‐18+コキ
函館本線 五稜郭
18号機。EH800は運用線区が限られているのでカマの向きが揃っています。2END側車体側面にLCXアンテナのふくらみが目立ちます。
No.D700_170901‐196
2017年9月1日
EH800‐18
函館本線 五稜郭
1END側の屋根上には大型の真空遮断器3台と避雷器を備えています。
No.D700_170901‐197
2017年9月1日
EH800‐18
函館本線 五稜郭
新幹線の静電アンテナも両エンドに備えています。
No.D700_170901‐213
2017年9月1日
EH800‐18+コキ
函館本線 五稜郭
五稜郭を出発し青函トンネルに向かうコンテナ列車。

 2017年9月3日 ページ新設
 2023年1月25日 形式一覧表を追加
 

■参考文献
 山田真広 日本貨物鉄道(株)EH800形式交流電気機関車 東芝レビュー Vol.69 No.9 pp36‐38 (2014)
 Wikipedia JR貨物EH800形電気機関車


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